即位の礼の締めくくりとして即位祝賀パレード「祝賀御列の儀」が11月10日(日)に行われます。
即位祝賀パレードでは天皇、皇后両陛下が乗り込む特別使用車も話題になっています。
この車種はTOYOTAの最高級車センチュリーをベースにしています。
価格は8000万円が上限の改造を施していますがノーマル車との明らかな違いはオープンカーということです。
今後は一般公開もされるので近くでみるチャンスもあります。
今回は即位祝賀パレードで使用する車種(センチュリー)の費用8000万円の内訳と外観や内装&性能の違いなどを今後の使い道も含めまとめました。
即位祝賀パレード/車種&価格や性能の違いは?
即位祝賀パレード御列の儀で使用する車種はTOYOTAのセンチュリー
注文を受けてから希望の内装や装備を元に作られて塗装も基本4色の中きら選べます。
価格は2000万円弱とされ、ノーマルでも十分なお値段です。
外観は大胆にオープン使用にされていますが、本来センチュリーは屋根つきのクローズ車のみ販売。
ですが今回は即位祝賀パレードという式典のため天皇皇后両陛下が色々な方向から見えやすいように、オープンカーに改造されました。
政府は、安全性や環境性能を精査し大手5社からTOYOTAのセンチュリーを選んで9月26日に宮内庁に納車され「皇10」のナンバーがつけられています。
即位祝賀パレード御列の儀で使用する車の価格8000万円の内訳は?
御料車を購入する際は基本5000万円で作られます。
今回大幅に購入費用が増えましたが、車両価格8000万円の内訳の大部分にあたる3000万円が天井を取ってオープンに改造する費用にかかっています。
なぜかというとセンチュリーをオープンカーにする技術が相当大変なのです。
天井がない分、走行の性能や乗り心地にも影響してくる「車体の剛性」がなくなり安定性が損なわれてしまいます。
例えるなら、ダンボール箱をフタを開けたまま持つと潰れやすかったりするのと同じような理論。
普通の車でもセダンよりオープンカーの方が価格が高いのは専用に車体を作り込まなければならないからです。
即位祝賀パレード/車の外観や性能の違いは?
外観に関してノーマルのセンチュリーとの違いは車体の色にもあります。
通常の色でも塗装は7層にして漆塗り水研ぎ技法の工程を3度もするこだわりの色で、「神威エターナルブラック」という色です。
即位祝賀パレードで使われる車はその「神威エターナルブラック」にさらに塗装を重ねて美しい鏡面仕上げにしています。これは今回のために用意されました。
→おすすめのビュースポットも紹介しているので合わせてチェックしてください。
内装や座席の違いは白い本革が使われ天皇皇后両陛下のお姿が一番見えるように背もたれを25度の角度に傾け、座席の位置を後ろにずらしたままにしています。
ボディサイズは全長5340mm×全幅1930mmとなり、ベース車と比べて全長が5mm伸びています。
万一に備えた防弾装甲も備えていて車体サイズは全長5340mm、全幅1930mmでベースとなるノーマルのセンチュリーより全長が5mm長くなっています。
基本スペック
・最高出力381ps
・最大トルク510Nm、5リッターV8エンジン
・224ps電動モーターとニッケル水素バッテリーのハイブリッド車
・燃費はガソリン1リットル走行13.6km(JC08モード)
即位祝賀パレードの車(センチュリー)の今後の使い道は?
通常、御料車は数台納車されますが、今回のオープンカーは世界1台のみなので貴重です。
即位祝賀パレード「祝賀御列の儀」で使用した貴重な車(センチュリー)の今後の使い道は、式典後に東京都港区の迎賓館と京都市上京区の京都迎賓館にて一般公開される予定です。
ただ展示期間などの詳細はまだ発表されていません。
また2020年の東京五輪とパラリンピックの後で行われるパレードで使われることなどが今後の使い道として検討されています。
まとめ
・即位祝賀パレードの車種はTOYOTAの最高級車センチュリー
・センチュリーの価格は8000万円
・外観の違いはオープンカーで色も鏡面仕上げ
・性能の違いはオープンカーにしても乗り心地や防弾など安全性が向上している事
・内装の違いは座席の位置や角度など
・今後の使い道は東京都港区の迎賓館と京都市上京区の京都迎賓館にて展示予定
今回は即位祝賀パレード御列の儀で使用するパレード車について
「即位祝賀パレード/車の車種&価格や性能の違いは?今後の使い道も」と題してまとめました。
即位祝賀パレードの交通規制に関する記事はこちらを参考にしてください。
→即位祝賀パレード交通規制の時間帯や通行止めの区間は?迂回路も
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