流行語大賞ONE TEAM聞いたことない!意味や選考の理由も

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ユーキャン新語・流行語大賞2019に「ONE TEAM」が選考されました。

 

ただネット上では「ONE TEAMなんて聞いたことない!」「いつ使われた?」「なんで選ばれたの?」「流行語?」といった納得いかないといった多くの声が。。

 

この「ONE TEAM」の意味は外国人の多いラグビー日本代表をまとめるためにヘッドコーチのジェイミー・ジョセフ氏が掲げたスローガンで、

本来の意味は「国籍や人種、言葉の壁を乗り越えて、信頼関係を築きチーム一丸となる」といった意味で、環境や想いによって解釈が変わるポジティブな言葉です。

 

選考された理由もまた政治的な解釈で「国籍に壁を作らずこれから移民を受け入れざるをえない日本のあり方を示してくれた」といった理由で選考されました。

 

そこで今回は”聞いたことない”と揶揄されている流行語大賞2019に選考された「ONE TEAM」の背景についてまとめました。

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流行語大賞に選ばれた「ONE TEAM」って聞いたことない!

2019年の流行語大賞にノミネートされていた他の流行語はわりと聞いたことがあるような言葉がありましたが、「ONE TEAM」は一度も聞いたことない方が多く、納得いかないという声が多数ありました。

 

ラグビー業界では当たり前の言葉ですが、いくらラグビーワールドカップで日本が盛り上がっていても「ONE TEAM」という言葉は流行語としてはどうなのと。。

 

ただラグビーワールドカップが注目されたのは事実で2019年の流行語大賞にノミネートされた30個の流行語を見てもらいたいので、まずは以下の表をご覧ください。

・ユーキャン新語・流行語大賞2019

あな番(あなたの番です) 肉肉しい
命を守る行動を にわかファン
おむすびころりんクレーター パプリカ
キャッシュレス/ポイント還元 ハンディファン(携帯扇風機)
#KuToo ポエム/セクシー発言
計画運休 ホワイト国
軽減税率 ◯◯ペイ
後悔などあろうはずがありません MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)
サブスク(サブスクリプション) 免許返納
ジャッカル 闇営業
上級国民 4年に一度じゃない。一生に一度だ。
スマイリングシンデレラ/しぶこ 令和
タピる れいわ新選組/れいわ旋風
ドラクエウォーク 笑わない男
翔んで埼玉 ONE TEAM(ワンチーム)

 

ラグビー関連の言葉が5つもノミネートされています。

 

ラグビー関連のノミネート語

・「ジャッカル」

・「にわかファン」

・「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」

・「笑わない男」

・「ONE TEAM(ワンチーム)」

 

・「ジャッカル」 ※ラグビーのルールから

・「にわかファン」 ※ラグビーW杯2019で増えた

・「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」 ※ラグビーW杯2019日本大会の公式キャッチコピー

・「笑わない男」 ※ラグビー日本代表の笑わない男、稲垣啓太選手

・「ONE TEAM(ワンチーム)」 ※今回2019年流行語大賞に選考されたジェイミー・ジョセフヘッドコーチが掲げたテーマ

 

こうして見るといかに2019年にラグビーW杯が注目されていたかわかります。

 

ただ流行語としての認識は世間と温度差があるようですね。。

 
 
 

流行語大賞「ONE TEAM」の意味や選考の理由は?

2019年ユーキャン流行語大賞に選考された「ONE TEAM」の意味は?

ラグビー日本代表31人の中に7カ国15人の海外出身選手という多国籍な選手で構成された日本代表を率いるジェイミー・ジョセフヘッドコーチが掲げたテーマ。

「ONE TEAM」は新しいラグビー日本代表が新旧の選手が入り乱れたり、外国人の選手が約半数いることから、まとまったチーム作りをしていこうとジェイミー・ジョセフヘッドコーチが選手も交えて考えました。

 

「ONE TEAM(ワンチーム)」の意味の解釈はたくさんありますが、日本代表である堀江翔太選手は「ONE TEAMって言ってパッと出来るもんじゃない。どんどん積み重なって気づいたらONE TEAMになってて」と、仲間と共に過ごした過酷な練習の日々などが重なって出来上がっていくと強調しています。

 

また同じくラグビー日本代表の福岡堅樹選手のONE TEAMの見解は

「チームメイトへの信頼関係は凄く大事。自分の役割さえ果たせばきっとこいつらはやってくれる。そういうような人間関係が出来れば、能力うんぬんじゃなく、絶対上手く回ると思うんです。そういうような人間関係が出来ればベスト」と話しています。

 

「ONE TEAM」という言葉自体は今回のラグビーW杯を経て共に成長してきた言葉で、最初はラグビー日本代表のみの言葉でしたが、代表を外されてしまった選手や控えの選手、コーチやスタッフが自分の役割を果たしていく中で一体感が生まれました。

 

その過程で強敵を倒していくたびに日本国民がラグビーに関心を持つようになってファンが増え、日本中を巻き込みさらなる一体感が「ONE TEAM」という言葉に。

 

深く意味を知ると「ONE TEAM」という言葉は社会や会社などの組織にも通じるものがあるので共感できる方も増えるかもしれませんね。

流行語大賞「ONE TEAM」の選考の理由について

新語・流行語大賞の公式サイトで「ONE TEAM」選考の理由について

「ONE TEAMは、世界に広がりつつある排外的な空気に対する明確なカウンターメッセージであるとともに、

近い将来、移民を受け入れざるを得ない日本の在り方を示唆するものとなった」

といった安倍総理にむけて、ちょっと政治的な理由で選考したようです。

 

確かにラグビーワールドカップ2019が開催される前や直後は日本代表のイメージが外国人ばかりといった印象が強くて「これで日本代表といえるのか」といった厳しい声もネットを中心にささやかれ、外国人の日本代表の選手達も悔しい思いをしたと思います。

しかし大会が進み日本代表の快進撃が続くとラグビーに興味のなかった人達もどんどん引き込まれていき外国人がいることが気にならなくなるくらいまで日本代表を応援して、まさにラグビーワールドカップ期間中は応援も含めて「ONE TEAM」といった言葉がぴったりの雰囲気に。

今回はラグビーW杯を通して、このように日本の国民みんなが国籍や人種に関係なく受け入れられるようになることが可能なことがわかったので、理想や期待も含めて流行語大賞に「ONE TEAM」を選考したのだと解釈できます。

まとめ

「ONE TEAM」は聞いたことないが知ってみると流行語大賞云々というより良い言葉。

「ONE TEAM」の意味は選手や環境により色々な解釈ができる。

「ONE TEAM」の選考の理由は、少し政治的な解釈が含まれる。

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